2011年7月25日月曜日

便器に人生を見る朝は


おいた をした翌朝は、

おしっこが二股になります。









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「おいた」が何を指すかは、身近な男性にでも聞いて下さい。

「おしっこが二股」というのは文字通り、

男性のおしっこが、発射口から2方向に飛んでいく現象です。


タンパク質の変性や、流体力学の基礎で説明できます。



仮に、おしっこが二股で無かっても、



多くの女性が疑問に思っておられる通り、

西洋式便器と男性の立ちションは、非常に相性が悪いと言えます。


そうです、不潔です。


多くの女性がなんとなくいつも思われている通り、

みなさん、


彼氏には、座ってションベンしてもらいましょう。


そうです、ハネますから。











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「・・・えっ!? うおぉっ!?? まじかよ!!」



ってなりますね当然。おしっこ二股なんですから。

予期せぬ方向に飛んでいきます。

二股ですから。

こっちを入れればこっちが入らず状態。

腹筋に力を入れ、気合でスリープ状態にしてから最低限床を拭き、
すかさず座って残りのお仕事を終えるわけですが、

そして便器の部分を再び拭くわけですが、

そうです、拭くんです。


「・・・うわぁ、若いな俺も」とか照れながら、

拭くんですね、便器。


そうすると見えるんです。

日に日に便器に積もっていったであろう、ほこり、ちぢれ毛の数々、

決して日常的に見えていなかったわけではありません。


見てなかった。

「ぼちぼち汚れているな、良くないな」 などと考えながら、

そ知らぬ顔で、

「でも今日は時間無いしな」 などと言いながら、

結局拭かない。

見えてはいたけど、見てなかった。


便器というのは、驚くほどホコリが溜まるものなのですね。

そしてさらに驚くことは、

日本のセラミック技術力のレベルの高さ!!



ひと拭きで見違えるほど綺麗になる。


そのひと拭きが、いつもは億劫で・・・





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ぼくは立ちションします。

不潔と分かっていようと立ちションします。

撥ねようが、反れようが、立ちションをします。

(音、が重要なときは座りますけど)



それは何故か。


それが人生だからです。 ←えー


反れぬよう、撥ねぬよう、座ってやるのもそれもよろしい。



しかし!


反れたからこそ、撥ねたからこそ、見える汚れがあるのではないか?

反れたからこそ、撥ねたからこそ、
「拭かなければいけない」と思うきっかけになったのではないか!?




反れなかったら、撥ねなかったら、

知らずに溜まった便器のホコリは、



拭かれない、


ひどい場合は、視界にも入らない。
気付かない。



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自分の嫌いな所って、どのくらいありますか?

またやってしまったっていう癖、いくつありますか?

人を傷つけたことは?

傷付いたことは?






うんこは流石に御免ですが、


おしっこ程度なら、

そう、

おしっこ程度なら、




反れるべきです。

撥ねるべきです。



反れてみるべきです。

撥ねてみるべきです。



それは短期的な視点から見れば、非常に

痛いことであり、
怖いことであり、
汚いことであり、

疲れることであり、
しんどいことであり、
辛いことであり、

日頃から目を背けていたホコリと向き合うことであり。




でもね、日本のセラミックってのは凄いんですね~。

ひと拭きであんなに綺麗になるんですね~。

つるっつるのぴかっぴか。


反れたからこそ、

撥ねたからこそ、


だからこそ、拭かなければならなくなって、



拭いてみたら、意外に簡単で、

そして、

驚くほど綺麗な便器がそこには広がっているものなんですね。








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一見、

わ、やってしまった!
もう、あかんわ!
げ、しんどい!
えー、めんどい!

とか思うようなこと、

たくさんありますよね。




座ってションベンもできますよ?
見ないで用は足せますよ?




それでもいいと思うんです。

しかし、それでは楽しくないと思うんです。


ちょっとしたおいたでも構いません。

失敗でもいいかもしれません。

それがきっかけで、

今まで見えなかったちぢれ毛が落ちてるかもしれません。

今まで見て見ぬふりをしていたホコリを拭けるようになるかもしれません。










毎日座ってションベンをして、

見えないところがだんだんと、いつまでも、汚くなっていく便器と、



反れたり、撥ねたりしながら、

しゃーなしで拭いて、毎回綺麗になる便器と、




どっちがいいですか?



ぶっちゃけ、どっちも嫌ですね。






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思い切って電話できず、友達と仲直りできなかったことはありますか?

勇気を出した行動すらできず、フられもしなかったことはありますか?







ぼくは今朝、

そんな過去を思い出しながら、便器を拭いたんです。

反れたり、撥ねたりしたからこそ、この爽快感。

反れたり、撥ねたりするからこそ、やらなきゃならん、と一念発起。



変に臆病になって、
反れないように、撥ねないように、ってオシッコしてたら、

僕の下宿の便器は果たしてどれだけの間、汚いまま放置されることになったのでしょう。





「立ちションもまだまだ捨てたもんじゃねぇ・・・」



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女性の皆さんは、

是非とも

彼氏に立ちションをしてもらいましょう。


「うちでオシッコするときは是非とも立ちションでよろ!」

と提案してみましょう。


もしかしたら、

人によっては、




前より、日常的に便器が綺麗になるかも知れませんよ?










でも、


“二股” には注意して下さい・・・