2011年9月22日木曜日

恐ろしく残酷で、希望に溢れた現実

先日、生意気にも後輩に紹介してしまったある人の名言。

「成功する唯一の方法は、成功するまでやるってことだ」







/*

相応の苦労をすれば相応の結果が得られる。それだけのことですし。

ただ、「相応」は「等量」とは違いますし、

「相応」がどのくらいの比率なのか僕には知る術が無いだけのことですし。

*/








/*

「相応」がどのくらいだったか、を知る唯一の方法があるのですが、
結果を出す、ということだけですし。

結果が出れば、
「ああこのくらいがこの苦労に対する相応の結果なんだな」と分かりますし。

*/








/*

となると、

結果が出る前にやめちゃうことが多いひとにとっては、

世の中不可能だらけですし。


「等量の」努力をすれば「等量の」結果が得られる
と未だに信じ込んでいる人にとっては、

世の中理不尽だらけですし。

*/










/*

「このくらい苦労しなけりゃ、このくらいの結果が得られないのか・・・」と
「これほどの苦労すれば、これだけの結果が得られるのか・・・」と

絶望にも似た光明を垣間見た経験がありますか?


*/











「諦めないと決めたとき、成功しかなくなる」

というどこぞの名言の本質は、そこにあるのではないかと

2011年9月7日水曜日

備忘録的なエッセイ『中高生へ』

【なぜ勉強するか?】


じゃあ聞くけど、なんで筋トレすんの?


野球が上手くなるため?


じゃあ聞くけど、筋トレすると野球上手くなんの?

筋力がつくとバッティングにパワーが出るから?


じゃあ聞くけど、バッティングにパワーが出たら野球の試合で勝てるの?

そうとも限らないでしょ。


でも、筋トレするっしょ?

野球で勝ちたいから。



勉強も同じだよ。

たいていの大人は、
「勉強していい点取ること」
「勉強していい大学入ること」
を 「野球で勝つこと」 と同じくらい重要視するけど、それは違う。


勉強はただの筋トレ。



さっきと同じ質問するけど、

何で筋トレすんの?
筋トレすると野球上手くなるの?
パワーがついたら絶対勝てるの?


これと同じ。

筋トレするのには目的がある。
筋トレそのものは目的ではなく手段だ。

筋トレしたからといって、それで野球そのものが上手くなったとは言えない。
ただ一つの要素について強くなっただけだ。

筋トレしてパワーがついたからといって、じゃあそれで勝てるかといったらそうではない。
勝つには他のことが必要だ。



ベンチプレスで150kgあげることが目的ではないでしょう?

テストで90点取るのは目的ではないです。
いい大学入るのも目的ではないです。

大事なのは、
そこで身に付けた力を、どのように、何のために使うか。




じゃあ、「勉強で身に付く力」って何だろう?

微分積分ができること?
違う。

酸化還元方程式が書けること?
違う。

三角貿易を詳しく説明できること?
違う(?)。


微分積分ができること、
酸化還元方程式が書けること、
三角貿易を説明できること、
これらは全部、
野球で言うところの、
「ベンチプレスで100kgあげれること」
「スクワットで200kgあげれること」
に近い。

筋トレをした結果であり、その指標にすぎない。付いた力を確かめる手段でしかない。

この能力がそのまま野球に活かせるのではなく、

大切なのは、

「飛距離が伸びること」 であったり、

「盗塁の初速が速いこと」 でしょ?




君達がやっているのは  野球だ。

筋トレをしているとき、

「ベンチプレスで100kgあげる」 ことを目的には筋トレをしないだろう。
なぜなら、これはただの指標だからだ。

おそらく君達は、

「飛距離を伸ばす」 ために筋トレをするだろう。

その結果、野球が上手くなりたいために、筋トレをするだろう。




しかし、不思議なことに、

「勉強」と言う「筋トレ」をするとき、

おそらく君達は、

「ベンチプレス100kgあげる」 ことを目的に筋トレしてしまっている。

これでは、野球の出来ないボディビルダーを作るだけだ。








まとめると、こうなる。


「筋トレ」

「パワー」 → 「その確認としてのベンチプレスMAX測定」

「飛距離が伸びる」

その他の実力もつければ「野球が上手くなる」

絶対ではないが「勝てる可能性が大きくなる」





だけど、勉強では、こうなっている。こう信じ込まされている。




「勉強」

「点数が取れる」ことが目的

それだけで「絶対幸せになれる」




でも実際は、勉強も筋トレで、こうなっているはずだと、僕は思う。


「勉強」

「大切な何か、ある要素」 → 「その確認として点数が取れる」

「その力を活かせる」

その他の実力もつければ「人生が明るくなる」

絶対ではないが「幸せになれる。周りの人を幸せに出来る」




という構図であるべきだと、僕は思っている。


ここで言う、

「勉強によって身に付く、ある要素」

とは何だろうか。


これは、人によって意見が分かれるし、これが何かに興味があるひとも少ない。

みんな、「点数が取れる」 ことの方にばかり目が行ってるから。


それと、もう結構長い文章になったので、

今回はこれで終わり。



【備忘録的なエッセイ 2011/09/07 】



/*  塾で働いている仕事柄、
 * こういう疑問にさらされることが多いです。
 * 今日、ふと思いついたストーリーを、
 * 備忘録的にうpしました。
*/